SDカードとSD−Audio規格

SD−Audio規格というSDカードの応用規格があります。
SD−Audio規格とは、格納フォーマットに関する規格です。
そして、その規格は音楽のデータを記録する時や、その音楽を再生する時に利用されます。
この規の大きな特徴は、音楽データの著作権に関する保護に配慮している点です。

SDカード内に音楽データを格納する時があります。
その際に選択できる圧縮方式はAAC、WMA、MP3のいずれかとなります。
音楽データを変換してファイルを作成します。そしてそのファイルを暗号化することによってSD−Audio形式とします。

著作権保護はCPRMともいいます。
CPRMはContent Protection for Recordable Mediaの略です。

著作権保護に対応していれば、インターネットから購入した(ダウンロードした)音楽データを聞くことができます。
もちろんこの場合は、SD−Audio形式によってSDカードに記録できるものに限られます。
SDカードのアプリケーションに関する規格は他にもありますが、SD−Audioが最初に作られました。
この規格が作られる前までは、音楽データの著作権が保護されていませんでした。
そのため、アメリカの音楽に関わる人たちが中心になって、著作権保護に関する規格を作る団体が設立されました。
そして、その団体が制定したものが、SD−Audioという規格です。

SD−Audio規格のファイルフォーマットはMP3のような圧縮形式ではありません。



2010年01月25日 Posted byレナン at 04:45